２年生　クラスメイト　カナ 「毎朝この講堂でお祈りを捧げるの。」 ある朝、ふと立ち寄った講堂で一人の女子生徒と出逢う。彼女はクラスメイトのカナだ。クラスでは大人しく控えめな印象しかない。 ただ、ここで見た彼女の表情は、とても清々しく自然な笑顔を垣間見れた気がした。 僕は彼女に、 ①「明日もまた来ていいかな？」 ②「そう、じゃあまた教室で。」 ③「勝手に入ってたこと先生に言うから」

３年生　風紀委員長　おぴ 「風紀を乱す奴は踏んづけるわよ。」 ある朝、少し寝坊してしまった僕は、急いで学院へと走る。正門前を駆け抜けようとしたその時、 「止まりなさい！」ピリリとした声が降りかかる。振り返ると、そこに鋭い目で僕を見る女子生徒が立っていた。 周りに居た生徒達はそくささとその場を離れていく。 僕は、 ①死にもの狂いでその場から逃げる。 ②どうかご勘弁を、と必死で許しを請う。 ③なんでしょう、と真っ向から勝負を受ける覚悟をきめる。

３年生　生徒会長　カイリ 「この学院の法律は私よ。」 生徒会の庶務雑務を請け負う事になってしまった。今日は部活動総会だ。副会長の進行で会議は進められていく中、予算案の話に移った瞬間、室内の空気が変わった気がした。生徒会長の「却下します」の一言は有無を言わせぬ異彩を放つ。項垂れる多くの部長達がいたたまれない。 僕は、 ①「僕から一つ提案が…」と挙手をした。 ②「まぁ、諦めたまえ。」踏ん反り返って優越感に浸った。 ③「却下することを却下しよう」立ち上がった僕はこれまで経験した事のない空気に包まれた。